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「有機栽培」「オーガニック」の表示を最近よく目にすることが多いですが、農林水産省の規格によると、
という条件を満たして農作物を生産することと定めています。


この規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査し、その結果認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。

この「有機JASマーク」がない農産物や農産物加工食品に、「有機」、「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されています。

 
有機栽培を行うことで何が一番大変かというと、炎天下での除草作業です。
「他人の命を救うために自分の命をけずって・・・」と陰口も言われたこともありましたが、今になってその努力が報われつつあります。

現在は、2000年に購入した紙マルチ田植え機を使用し労力の削減を図っています。
AERA2004年1月26日号[asahi.com OPENDOORS] に『脱農薬の挑戦者たち』のなかで紙マルチ田植えをしている農家として久保田農園の名前が掲載されています)
田植え時の写真を「農園紹介」の中で紹介しています。

また、有機認証においても、当時まだ日本に有機認証制度がなかったために、アメリカの有機認証団体であるFVO(Farm Verified Organicの略)が東京に1998年に事務所を開設したときに申請をし、有機認証を取得しました。
その後2001年4月に鹿児島県有機農業協会のJAS認定を受け、そちらに移行いたしました。

現在は鹿児島県有機農業協会に属し、有機の認証(写真)を受けると同時に、有機認定検査員としてもがんばっています。


鹿児島県大口市というところは、鹿児島県の最北部に位置し、熊本県と宮崎県に隣接しています。
地形的には、九州山地の最南端に位置し、周りを高い山々で囲まれた典型的な盆地です。
年間の温度差、日中間の温度差共に大きく、鹿児島県でありながら真冬は、マイナス8度まで気温が下がり、反対に真夏は35度を越える日が続き、年間温度差40度以上という厳しいところです。

また、こちらの稲刈り適期の10月中旬になると、早朝は10度前後まで気温が下がり、日中は27,8度まで気温が上がって
その温度差が15度以上になり、そのため米や、野菜、果樹等の糖度が増し非常に美味しい作物が出来ます。

ここの土地、気候に合う米の品種は何かといろいろ試した結果、現在のヒノヒカリに行き当たりました。
平成3年より、EM(商品名:バイオメンター)を使い米ぬか、骨粉、海草粉末等々独自に開発した有機肥料を使っています。

また、この肥料はグループ内(約50名)販売もしており、非常に好評です。

作物の糖度は、日照時間に左右されますが、この肥料を使うとある程度の日照時間があるとよく糖度がのり、非常に美味しい作物が出来ます。
 
JAS鹿児島県有機農業協会

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